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タイ、バンコクのワットアルンはバンコクを代表する人気観光地の1つ。近くにあるワットポー、ワットプラケオとあわせて「バンコク三大寺院」と呼ばれています。ワットアルンを含むこの三大寺院はタイを訪れる観光客は必ずと言っていいほど訪れる場所。初めてバンコクに行くなら必見です!

そんなバンコクの定番スポット、ワットアルンですが、その歴史や意味については詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。でもせっかくワットアルンに行くなら知らないのはもったいない!ということで、こちらの記事ではワットアルンを訪れる前に知っておくべきポイントを簡単にまとめています。観光前にぜひ参考にしてくださいね。それでは早速チェックしていきましょう♪

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バンコクのワットアルンとは?

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ワットアルンは別名「暁(あかつき)のお寺」とも呼ばれているバンコクを代表するお寺です。5つの仏塔からなる印象的な外観がワットアルンの特徴で、そのエキゾチックな雰囲気が魅力となっています。
そんなワットアルンがチャオプラヤ川沿いにたたずむ姿は、バンコクを代表する風景として有名です。また境内には猫がたくさんいることでも知られていて、猫好きには人気のフォトスポットとなっています。

「ワットアルン」を英語で書くと?英語表記のスペルは?

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「ワットアルン」は英語で「Wat Arun」と表記します。また別名で「temple of the Dawn(暁の寺)」とも表記されます。
タクシーなどに乗るときは「ワットアルン」のままで伝わりますよ♩

「ワットアルン」の意味は?

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「ワットアルン」には「暁の寺」という意味があります。「ワット」はお寺、「アルン」はタイ語で「暁(あかつき)」という意味があるのですね。
そして暁(あかつき)とは太陽が昇る前の夜明けのとき。その名の通り、バンコクの王宮側からワットアルンを見たとき、ワットアルンは最も早く朝日が射し夜明けを迎えます。

タイの10バーツ硬貨のデザインになっているお寺

ワットアルンはタイの硬貨(10バーツのコイン)のデザインにもなっています。ワットアルンに行くときは、ぜひコインの絵柄と実物を見比べてみてくださいね。

三島由紀夫の小説「豊饒(ほうじょう)の海」のモデルのお寺

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ワットアルンは三島由紀夫(1925〜1970)の小説「豊饒(ほうじょう)の海」の第3部「暁の寺」のモデルになったお寺としても有名です。

「豊饒の海」は三島由紀夫が晩年の6年間を費やして書いた、全4巻からなる長編小説。〔第1部「春の雪」・第2部「奔馬(ほんま)」・第3部「暁の寺」・第4部「天人五衰(てんにんのごすい)」〕
20歳で死ぬ若者が次の巻の主人公に輪廻転成していくという構成になっていて、仏教や神道などの思想が含まれているそうです。
気になる方はワットアルンを訪れる前に読んでみてくださいね。


ワットアルンの特徴と見どころ、おすすめ体験は?

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ここではワットアルンの特徴や見どころ、そしておすすめの体験(船からワットアルンの夜景を観賞するディナークルーズなど)について簡単にご紹介します。


またワットアルンへの行き方についてはこちらの記事でご確認いただけます。
▶︎▶︎【交通手段別】ワットアルンの行き方は?主な観光地からのアクセスについて

ワットアルンの特徴は?

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ワットアルンの特徴は、他のタイの仏教寺院とは外観の印象が大きく異なるところです。
一般的にタイの仏教寺院は黄金に輝いているような印象が強いと思いますが、ワットアルンはそれらとは趣が異なります。それはワットアルンが、ヒンドゥー教色の強いお寺だからです。

ワットアルンはヒンドゥー教の聖地、カイサーラ山(須弥山〈しゅみせん〉)をイメージして造られたもので、クメール様式の建築となっています。
(クメール様式とは、ヒンドゥー教と仏教が融合した文化や美術の様式です。カンボジアの世界遺産「アンコールワット」に見られる様式で、クメール王朝時代〈11〜15世紀〉に生み出されました。)

そのためワットアルンは、他の仏教寺院とは一味違った趣があるのですね。

ワットアルンの見どころは?

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ワットアルンの最大の見どころは、お寺のシンボルになっている「大仏塔」です。大仏塔には実際に登ることもでき、上からは最高の景色が眺められます!チャオプラヤ川とバンコクのきれいな景色を一望することができるので是非登ってみてください。

またワットアルンは遠景からの眺めもバツグンにキレイなことでも有名です。朝日や夕景など時間帯によっていろんな表情を見せてくれるので何度訪れても新鮮に感じることができます。

ワットアルンのマップと案内図

ワットアルンの簡単なマップ・案内図は下記のとおり。

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ワットアルンの見どころ① 大仏塔

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大仏塔はワットアルンのシンボル。5つある仏塔のちょうど真ん中にある一番大きな仏塔です。大仏塔の高さは75メートル(20階建て前後のビルの高さくらい)で、ラーマ2世からラーマ3世の時代(1809年〜1851年)に造られました。

大仏塔の階段の傾斜が急になっているのは、階段を登るときに頭が上がらないように設計されているためです。そうすることで、仏様への敬意を自然と示すようになっています。

塔の先端にある窓の部分にいるのはインドラ神(ヒンドゥー教の神様)です。そして大仏塔を下から両手で支えているのは、鬼神のヤックと猿神のモックです。(ヤックとモックは古代インドの叙事詩「ラーマキエン物語」に登場する守護神)

また塔の装飾は、クメール様式(ヒンドゥー教と仏教が融合して生み出されたクメール王朝時代の文化や美術の様式)の装飾が施されています。表面にはたくさんの陶器の破片が埋め込まれていて、モザイクのような細かな装飾がとっても可愛らしいことでも有名です。ぜひ塔の全景だけではなく、そういった細かな部分のデザインも楽しんでみてください♪

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ワットアルンの見どころ② 4つの小仏塔

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小仏塔も大仏塔と同じく、ラーマ2世からラーマ3世の時代(1809年〜1851年)に造られたクメール様式の仏塔です。4つの小仏塔の中には、それぞれ仏像が納められています。そしてそれぞれの仏像は「ブッタの誕生」「悟りを開いたブッタ」「法を説くブッタ」「ブッタの入滅」を表しています。

ワットアルンの見どころ③ 本堂

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大仏塔の隣にある本堂は、ラーマ2世により建てられたもので、本尊(信仰の中心としてまつられている仏様)はラオスから持ち込まれたアルン像になります。アルン像の台座には王(ラーマ2世)の遺骨が納められています。

また本堂の入り口では巨大な2体の鬼(ヤック)がいて、門番をしています。そして本堂の中には120体もの仏像が並んだ回廊があり、ここも見どころとなっています。本堂の壁に描かれている壁画は、お釈迦様の生涯を表したものです。

ディナークルーズからの観賞もおすすめ

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ワットアルンは夜景が最も美しいお寺の一つとして知られています。ディナークルーズからの眺めは、バンコクを象徴するようなエキゾチックな景色です。タイのガイドブックやポストカードなどにも載っている定番の写真を撮ることができますよ♪
ディナークルーズはいくつもの会社が運航しているので、いろいろ比較してみてくださいね。


チャオプラヤ川ディナークルーズの比較はこちらのサイトが参考になります。
▶︎▶︎バンコク現地オプショナルツアー予約サイトののVELTRAさんへ

▶︎▶︎旅行アクティビティ予約サイトのGET YOUR GUIDEさんへ



またレストランやカフェからワットアルンを眺めるのもオススメです!ワットアルンが見えるレストランやカフェについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
▶︎▶︎【超定番】ワットアルンの夜景&ライトアップが見えるレストラン・カフェ情報まとめ

ディナークルーズの値段の相場は?

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4000円〜8000円がディナークルーズ料金の目安です。

ディナークルーズの所要時間は?

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2時間〜2時間30分が平均的な所要時間です。

人気のディナークルーズは?

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ディナークルーズはいくつもの会社が運航していて、それぞれ料理の内容や値段などの特徴や魅力が異なります。自分に合ったクルーズを選ぶのが一番ですが、参考までにここでは特に人気のクルーズを2つご紹介します。


①ホライゾンディナークルーズ(Horizon Cruise)
シャングリラホテルが運営する一流サービスが魅力のクルーズです。豪華な客船と料理で優雅なディナークルーズを楽しむことができます。

▶︎▶︎公式HPはこちら

②スパンニガークルーズ(SUPANNIGA CRUISE)
人気タイ料理レストラン「Supanniga」が運営するクルーズです。おしゃれなクルーズ船と人気レストランが手がける美味しいタイ料理が魅力です。

▶︎▶︎公式HPはこちら(英語)

タイの民族衣装の体験をする

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ワットアルンではタイの民族衣装をレンタルして、変身写真を撮ることもできます!

貸衣装はどこでレンタルするの?

ワットアルンの入り口の前にタイ衣装を貸し出してくれるお店が数軒あります。

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貸衣装の値段はいくら?

店によって異なりますが、100〜200Bが相場になります。

着替えはどうするの?

お店のおばちゃんが着付けを手伝ってくれます。服の上からタイ衣装を着るので、脱ぎ着する手間もなく簡単です。

ワットアルンのお土産は何があるの?

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ワットアルンの敷地の外にはお土産がたくさん売られた市場があり、ポストカード、置物、キーホルダー、ポーチなどの小物、服などのお土産が販売されています。象をモチーフにしたタイ雑貨もたくさんあるので、時間に余裕がある方はぜひ立ち寄ってみてくださいね。
値段は交渉制になるので、最初はかなり高い値段を言われることも。負けずに思い切って値下げにトライしてみてください。

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ワットアルンの歴史について

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ここではワットアルンの歴史について簡単にチェックしておきましょう。

ワットアルンはいつ建てられたの?

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ワットアルンはアユタヤ王朝の時代(1351年〜1767年)に建てられました。建立時期ははっきりとは分かっていませんが、14世紀にはすでにあったと言われているそうです。
そしてワットアルンのシンボルである仏塔が造られたのは、ラーマ2世からラーマ3世の時代(1809年〜1851年)になります。

トンブリー王朝の王室寺院として繁栄

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ワットアルンは建立当時は小さな寺院にすぎませんでした。(名前もワットアルンではなく、ワットマコークと呼ばれていました。)
しかしその後、アユタヤ王朝が滅亡し、新たな王朝であるトンブリー王朝(1767年〜1782年)が開かれた際、ワットアルンは王室寺院と定められました。そして王様によりエメラルド仏がまつられたのです。このエメラルド仏は、タイで最もあつい信仰を集めている国の守りで、タイで最も重要な仏像とされています。

チャクリー王朝になりエメラルド仏が移される

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トンブリー王朝が滅亡し現在のチャクリー王朝(1782年〜)の時代になってから、ワットアルンにまつられていたエメラルド仏は対岸のワットプラケオへと移されることになりました。そのため現在の王室寺院はワットプラケオとなっています。

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まとめとポイント

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バンコクのワットアルンはアユタヤ王朝時代に建てられ、トンブリー王朝時代には王室寺院となりました。現在のワットプラケオに安置されているエメラルド仏は、もともとはワットアルンにまつられていたものでした。

ワットアルンの特徴は、その外観が他のタイの仏教寺院とは印象が大きく異なるところです。それはワットアルンの建築様式が、ヒンドゥー教色の強いクメール様式のお寺だからです。

そんなワットアルンは三島由紀夫の小説の舞台や、タイの10バーツ硬貨のデザインにもなっています。そして最大の見どころは大仏塔。大仏塔には登ることもでき、テラスからはチャオプラヤ川が眺められるため人気のビューポイントです。

またワットアルンは遠景からの眺めもキレイなことで有名です。特にライトアップされた夜景のワットアルンが眺められるディナークルーズは人気のアクティビティとなっています。



またワットアルンの拝観時間、入場料、服装などについての情報はこちらの記事でご確認いただけます。
▶︎▶︎ワットアルンに行く前に知っておきたい!服装や入場料、営業時間などの情報まとめ


さいごに

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海外で歴史的な観光スポットに行くことは、その国の文化や歴史、伝統に触れられる良い機会ですよね。なので、あらかじめ簡単な歴史などの知識を勉強しておくと楽しみ方の幅が広がり、感動も大きくなります。
ここでは、最低限おさえておきたい簡単な基礎知識についてまとめていますが、興味を持った方はもっと深く学んでみてくださいね。知れば知るほど、有意義な旅になること間違いなしです。


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