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タイ、バンコクを代表する観光地ワットポー。バンコクに行く観光客のほとんどが訪れる場所といっても過言ではない有名な観光スポットです。

そんな誰もが知るワットポーですが、その意味や歴史、またワットポーでも体験できるタムブン(徳積み)の文化については詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

でもせっかくワットポーに行くなら、知らないのはもったいない!ということで、こちらの記事ではワットポーを訪れる前に知っておくべきポイントを簡単にまとめています。観光前にぜひ参考にしてくださいね。それでは早速チェックしていきましょう。

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バンコクのワットポーとは?

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ワットポーは大きな寝釈迦仏とタイ古式マッサージで有名な、バンコクを代表するお寺です。バンコクで最も古いお寺で、東洋医学に基づくタイ古式マッサージの総本山としても知られています。そんな人気のお寺ワットポーについて、ここでは行く前に知っておきたいポイントを簡単に解説します。

ワットポーの名前の意味は?

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ワッポーはタイ語で「วัดโพธิ์」と表記します。その意味は「菩提(ぼだい)の寺」です。
菩提とは、修行を積み煩悩を断ち切って到達する悟りのこと。つまりワットポーは「悟りの寺」という意味があることがわかります。

ちなみにワットポーの正式名称は『ワット・プラ・チェートゥ・ポン・ラーチャ・ワ・ララーム』といいます。このように名前が長く複雑であるほど、箔がついてありがたみが増します。

ワットポーを英語で書くと?英語表記のスペルは?

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ワットポーは英語だと「Wat Pho」と表記します。「Wat」には「お寺」という意味があります。そのためタイのお寺の名前には「Wat(ワット)」という言葉が含まれているのですね。

ワットポーの見どころは?

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ワットポーの最大の見どころは、何と言っても巨大な寝釈迦仏(涅槃像)のいる礼拝堂です。(寝釈迦仏については、次の章で詳しく説明していますので、そちらをチェックしてみてくださいね。)
でもワットポーの見どころは礼拝堂(寝釈迦仏)だけではありません!ということで、ここで簡単にご紹介します。

「寝釈迦仏」以外の見どころ①「本堂」

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本堂は、寺院の中で最も重要な建物になります。それは、本尊(最も大切な信仰の対象となる仏像)が安置されている場所だからです。ワットポーの本堂に安置されている仏像(本尊)の台座には、ラーマ1世(ワットポーを建てた王様)の遺骨が納められています。

「寝釈迦仏」以外の見どころ②「仏塔」

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仏塔は、王や王族のお墓になります。ワットポーで見られる特に大きな仏塔は、ラーマ1世からラーマ4世までの歴代王を表しています。

「寝釈迦仏」以外の見どころ③「壁画」

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ワットポーはすでにご紹介した通り、タイ古式マッサージの総本山。それをよく表しているのが境内の壁画です。ワットポーには、人体図や経絡(ツボ)に関する壁画がたくさん残っているのです。寺院を訪れた人々はこの壁画を見て、当時最高峰の医学の知識に触れることができたのですね。



またワットポーへの行き方や拝観時間、入場料、服装などについての情報はこちらの記事でご確認いただけます。
▶︎▶︎【交通手段別】バンコクのワットポーの行き方は?主な観光地からのアクセスについて
▶︎▶︎ワットポーに行く前に知っておきたい!服装や入場料、拝観時間、見どころなどの情報まとめ


ワットポーの寝釈迦仏(涅槃像)について

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ワットポーの寝釈迦仏(涅槃像)はラーマ3世によって造られたものです。ここではワットポー最大の見どころ、寝釈迦仏(涅槃像)についての知っておきたいポイントをチェックしておきましょう。

寝釈迦仏(涅槃像)の大きさは?

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寝釈迦仏(涅槃像)は、長さ46m、高さ15mの大きさです。
ちなみに46mは、10階建てのビルの高さくらいになります。10階建てのビルがそのまま横向きに倒れているような大きさと言えば、寝釈迦仏の大きさがイメージしやすいですよね。

寝釈迦仏(涅槃像)はなぜ寝ているの?どんな意味があるの?

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寝釈迦仏(涅槃像)が横たわっているのは、悟りを開き、涅槃(ねはん)の境地に達したことを意味しています。涅槃とは、あらゆる煩悩が消滅し苦しみを離れた安らぎの境地のことを言います。

寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏はどうして注目されているの?

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寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏の前は、定番の記念撮影のポイントとなっています。
それは、足の裏に見られる繊細な装飾がとても美しいから。ちなみにこの装飾は、研磨した貝殻で作られたものなのです!

足の裏の装飾の意味は?

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寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏には、仏教と深い関わりを持つバラモン教の世界観を表した図が描かれています。神々やささげ物などバラモン教の宇宙観が108の絵で表現されています。

足の形が扁平足の意味は?

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寝釈迦仏(涅槃像)の足は、ぺったんこの扁平足になっています。実はこれにも仏教的な意味が含まれています。扁平足は悟りを開いた者のしるしであり、その人が超人であることを示す人体的特徴の1つなのです。

寝釈迦仏(涅槃像)の足の大きさは?

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寝釈迦仏(涅槃像)の足の大きさは、長さ5メートル、幅1.5メートルになります。大人の人間の足の20倍くらいの大きさがあるんですね!

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ワットポーの歴史について

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ここではワットポーの歴史について簡単にチェックしておきましょう。

ワットポーはいつできたの?

ワットポーはバンコク最古の寺院で、西暦1788年(日本は江戸時代)にラーマ1世によって建てられました。(ちなみに涅槃像ができたのは、ラーマ3世の時代になってからです)

ワットポーはなぜマッサージで有名になったの?

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ワットポーは実は、タイ最初の大学でもありました。
ラーマ3世の時代に、医学技術(タイ古式マッサージ)の教育施設となったのです。また医学以外にも仏教や芸術、歴史など、いろんな分野の有識者が集められ、知識を解説する絵や文章が寺院内の壁や柱に描かれたそうです。

そのためワットポーでは、当時の最高峰の知識が、寺院を訪れる一般の人々にも広く解放されていたのです。その中でも特に、タイ医学やマッサージに関する知識は後世にまで残ることになりました。

その結果ワットポーは現在、タイ古式マッサージの総本山となっているのです。境内の壁画には、人体図や経絡(ツボ)に関する絵も残っていて、そこからもワットポーがタイマッサージの総本山であることが伝わってきます。


ワットポーでのタムブン(徳積み)について

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タイと言えば仏教と関わりの深いタムブン(徳積み)の風習が有名です。ワットポーでは、観光客でもこのタムブン(徳積み)を気軽に体験することができます。

タムブン(徳積み)とは?

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タイでは、現世での行いが来世の幸せにつながると強く信じられています。そのためタムブンを行うことで徳を積み、現世で良い行いを積み重ねていく風習があるのです。
これは、タイで広く信仰されている仏教が上座部仏教であることに関係しています。上座部仏教では、出家することや個人で徳を積む(タムブンを行う)ことで、その人が救われるとされているのです。

タイの人は、どのようにタムブン(徳積み)をしてるの?

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ではタイの人は普段、どのようにして徳を積んでいるのでしょうか。徳積みって言っても、私たち日本人には馴染みがないので、具体的な行為を思い浮かべにくいですよね。

代表的な徳積みは、寺院への寄進(金銭や物品を寄付すること)や托鉢(修行僧が鉢を持って町を歩き、食糧や金銭の施しを受けること)をする僧侶に、喜捨すること(金銭や物品を困っている人に差し出すこと)などが挙げられます。

でもこのような大きなことをしなくても、日頃から寺院へ参拝したり、困っている人を手助けしたりする行為も立派な徳積み(タムブン)になるのです。一番大切なのは、自分の周りの人や環境に感謝をし、それらを大切にする心なのだと思います。

ワットポーでのタムブン(徳積み)体験

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ワットポーでは、108つある鉢にコインを1つずつ入れていくことで、このタムブン(徳積み)を行うことができます。鉢にコインを入れることで108つある煩悩を1つずつ捨てることができ、それが徳積みになるのです。

ワットポーでのタムブン(徳積み)はどこで体験できる?

ワットポーでのタムブン(徳積み)は寝釈迦仏のいる礼拝堂で行うことができます。寝釈迦仏の背中側へ回ると、108つの鉢がずらりと並べられています。

ワットポーでのタムブン(徳積み)に必要な料金は?

タムブンは20B(バーツ)で行うことができます。料金を支払うと、サタン硬貨がもらえます。そのサタン硬貨を1つずつ鉢に入れていきましょう。



またワットポーでできる体験は、タムブン(徳積み)だけではありません。タイ伝統の古式マッサージやルーシーダットン(朝ヨガ)も人気の体験です。

タイ古式マッサージやルーシーダットン(朝ヨガ)について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
▶︎▶︎ワットポーで体験したい!マッサージと朝ヨガ「ルーシーダットン」情報まとめ


まとめとポイント

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ワットポーは、西暦1788年に建てられたバンコク最古の寺院。「ワットポー」という名前には「菩提の寺(悟りの寺)」といった意味があります。

その最大の見どころは、巨大な寝釈迦仏(涅槃像)が見られる礼拝堂。寝釈迦仏(涅槃像)が横たわっているのは、悟りを開き、涅槃(ねはん)の境地、つまり煩悩が消滅した安らぎの境地に達しているためです。また寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏には貝殻でつくられた繊細な装飾が見られ、こちらも一見の価値あり!記念撮影のベストスポットとなっています。

また寝釈迦仏(涅槃像)のいる礼拝堂では、108つある鉢にコインを1つずつ入れて煩悩を捨てていく、タムブン(徳積み)の体験をすることもできます。観光客も気軽に参加できるので、ぜひ体験してみてくださいね。

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さいごに

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海外で歴史的な観光スポットに行くことは、その国の文化や歴史、伝統に触れられる良い機会ですよね。なのであらかじめ、簡単な歴史などの知識を勉強しておくと楽しみ方の幅が広がり、感動も大きくなります。
ここでは最低限おさえておきたい簡単な基礎知識についてまとめていますが、興味を持った方はもっと深く学んでみてくださいね。知れば知るほど、有意義な旅になること間違いなしです。



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