ここでは、私がやりたいことを見つけるためにしてきた事や気づいた事について綴っています。
と言っても、やりたいことは完全に定まっているわけではなく、これからも変化していくと思うので、また新たな気づきがあれば、加筆・修正していきたいと思います^^
私は社会人になってから、自分が本当にやりたいことが分からず、ずっとモヤモヤした気持ちを抱えたまま過ごしてきました。
大学時代に建築やインテリアを学んでいた時は「この道で一生仕事したい!」と思っていたので、まさか自分のやりたいことが分からなくなるなんて、思ってもいませんでした。
「自分のやりたいことが分からない!」という気持ちを抱いたことがある人なら分かると思いますが、「やりたいことが分からない」ということは、思っている以上に苦しいものです。
「情熱を持って仕事をしたい」
「何かを成し遂げたい」
「何かに熱中・没頭したい」
「世の中のためになる事をしたい」
「自分にしかできない事をしたい」
・・・
などといった漠然とした気持ちはあるものの、そのエネルギーを注ぐ先が分からなくて、ずっとモヤモヤした気持ちが抜けませんでした。
生き生きと仕事をしている人を見ては焦り、不安を抱くこともよくありました。
「やりたいことが分からないのは、経験値が足りないから」という話はよく聞きますよね。
人は知らない事をやってみたいと思うことはないから、まずはいろいろ経験をして、いろんな事を知ることが大切ということです。
でも、がむしゃらに動いて、とりあえず興味があることに挑戦して…ということを繰り返していても、何かしっくりこなかったり、ピンとくるものがなかったりで、余計に焦る日々でした。
それでも収穫が1つもなかったわけではなく、やりたいことは分からなくても、『やりたくないこと』『ワクワクしないこと』『自分に向いていないこと』は明確に分かるようになりました。
(これってとっても大切なこと!)
これはやってみないと分からなかったことだったので、結果的には動いてみて良かったのだと思っています。
これらは「能動的に動く」ということですが、「受動的に動く」ということも意識してやっていたと思います。
「頼まれ事」や「お願いされた事」は、可能な限り断らず、引き受けるようにしていました。
(私はもともと、目標にまっすぐに向かっていきたいタイプなので、自分の目標に直接関係のないことや専門外のことは、出来ることならしたくない!という気持ちが強いです。でも、そのような気持ちはとりあえず置いておいて、頼まれた事については、お手伝いをするようにしていました。)
この「受動的に動く」ということは、やりたいことを見つけることと、何も関係がないことだと思っていました。
でも、頼まれ事を引き受けていた中で、私は自分のやりたいことに導いてもらえる出来事があったのです。
(その依頼主の知人が勧めてくれたことが、1つのヒントになりました。)
なので、「行動する」ということのキッカケは、自分の内側からくるものでも、外側からくるものでも、どちらであっても良いと思っています。
そんな中、「行動すること」と並行してやっていたのが「自分をきちんと知る」ということでした。
このことは、やりたいことに気づく上でとても重要な作業だったと今になって思います。
自分のことって分かっているようで、まだまだ知らないことって意外と多いもの。
「自分をきちんと知る」ために、私はありきたりですが、とにかく気になる本を片っ端から読んでいきました。
(ジャンルでいうと心理学・スピリチュアル・哲学・エッセイ・自己啓発・ビジネス関係の本などです。)
また、これは抵抗がある方もいるかもしれませんが、私は占星術(ホロスコープを用いて自分を知ること)も、やりたいことに気づく上でとても参考になりました。
(占星術については、ネットで『星読み』や『ホロスコープ』などと検索すると、たくさん記事が出てきます!また書籍もたくさん出版されています。)
こんなことを続けているうちに、だんだんと自分の輪郭が見え始め、自分の心が求めるものもクリアになっていきました。
「これがキッカケでやりたいことが見つかった!」という1つの大きな出来事があったと言うよりは、複数のいろんな出来事が有機的に繋がっていって「気が付くとやりたいことが分かっていた」という感覚です。
ここまでいろいろやってきたように思いますが、振り返ってみると、やってきたことの大枠はこの3つのみでした。
①とにかく動いて、興味がある事はとりあえず何でもやってみること(三日坊主でもOK!の気持ちで)
②頼まれ事やお願いされた事は、なるべく引き受けること
③自分のことを深く理解すること(人生観、理想の在り方や生き方、何をしている時に幸せを感じるのか、頑張らなくてもできてしまうことは何か、絶対にやりたくないことは何か…etc)
それと同時に、こんなことにも気がつきました。
【やりたいことをやっていること=ゴールではない】
やりたいことをしている人でも、結局はその道を極めていく中で、試行錯誤して悩んだり、方向性が定まらなくて迷ったり、うまくいく方法が分からず苦悩したりしています。
結局、自分と向き合う旅に終わりはないので、どの地点にいても全てが過程だと思っています。
【やりたいことは常に変化する】
やりたいことが見つかってその道を歩んでいても、突然興味がなくなったり、他のことをやってみたくなることもあります。
また、やりたいことをしていても、新たにやりたいことがどんどん出てくる、という話はよく耳にします。
やりたいことはその時々で変化するものだから、1つに定めなくても良いし、そもそも何か1つの正解のようなものはないのだと思っています。
【やりたいことは過去の延長線上にあるものではない】
今まで学んできた事や、経験してきた事の中に、やりたいことのヒントはありますが、だからと言って、必ずしもその延長線上に存在しているものではないと思います。
過去の延長線で未来を考えてしまうと、選択肢が狭まり、他の可能性が見えなくなってしまいます。
過去や常識にとらわれず、他の可能性にも目を向けてみることって、とても大切です。
「全然違うことをすると、今まで頑張ってきたことが無駄になってしまう」と、不安に思うこともあるかもしれませんが、無駄なことは絶対になくて、全て最後には帳尻が合うようにできているので、自分を信頼して思い切った選択をしても大丈夫です^^
【やりたいことを見つける旅のルートは1つではない】
やりたいことに出会うまでの道のりに正解はないと思っています。
また、最短最速で目的地に向かう必要もないと思っています。
一見遠回りしているように思えても、その過程で大切な気づきや学びがたくさん転がっていることもあるし、長い目で見るとそっちの方が良かったんだ!と思うこともたくさんあります。
【やりたいとは、頭で考えても分からない】
やりたいことは心で感じるものだから、感情が動く体験をたくさんすることが、とても大切だと思います。
感情が動くというのは、良い意味でも悪い意味でもです。
今、とても苦しかったり嫌な思いをしていても、その経験も絶対にやりたいこと探しの地図の一部になっているはずです。
本当に無駄なことは1つもなく、人生のどこかで全て帳尻が合って、自分の進むべき道に連れて行ってくれる財産になるのだと思います。
感情が動く全ての出来事の中に、やりたいことへのヒントが必ずあるはずです。
最後に・・・
「やりたいことを見つけたい!」という気持ちがあるということは、その人に何か使命のようなもの、人生においてやるべきこと、まだ気づいていない何かがあるから、そう思うのだと思います。
その『何か』が、もしないのであれば、そのような気持ちを抱くことは、そもそもないはずです。
「やりたいことを見つけたい!」と思っている時点で、必ず『何か』があるから、そう思っているということです。
だから「そのうち必ず見つかる!」と思って、考えすぎずに気楽に過ごして大丈夫。
本当に見つかるのか…と不安になることもあるかと思いますが、その人にとってベストなタイミングで必ず見つかるので心配ありません^^
やりたいことができていない自分を責めなくても良いし、心に余裕を持っていないと、自分の本当の気持ちや欲求に気が付きにくくなってしまいます。
やりたいことは、見つけよう!探そう!とするほど、余計に分からなくなることもあります。
また一方で、全然関係のないことをしていたり、他のことを考えたりしている時にピンとくることもあります。
とりあえず最初に決めつけずに、気楽に何でもやってみて、しっくりこなければ方向転換するので大丈夫!
やりたいことが分からなくても、その分からない『何か』や『どこか』を探しながら、毎日一歩ずつ歩んでいる人が1番輝いて見えるし、その時間が1番尊いものだと思っています。