バンコクから日帰り可能な、古都の街アユタヤ。
中でも世界遺産になっているアユタヤ遺跡は、人気の観光スポットです。
そんなアユタヤに初めて行くときに、まず気になるのが適切な服装についてだと思います。
タイではいろんな場所で服装の決まりやドレスコードがあるので、どのような服装だと問題なく観光できるのか、不安に思っている方も多いはず。
そこでここでは「アユタヤ観光の服装」について
★ 遺跡でのドレスコードと服装チェック
★ NGな服装と適切な服装
★ 持っておくと便利なもの
★ その他の持ち物についての注意点
などをご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね^^
それでは、さっそくチェックしていきましょう♩
目次
タイのアユタヤ遺跡とは?
アユタヤは、バンコクに都が移るまでは首都だった古都の街です。
街の至るところには古代遺跡が残っていて、その遺跡群は1991年に世界遺産にも登録されています。
そんなアユタヤの遺跡は、かつてここで栄華を極めた、アユタヤ王国(1351〜1767年)時代のもの。
比較的新しい建造物にもかかわらず、その多くが破壊されていて、レンガのみになっているのが特徴です。
これはビルマとの度重なる戦いにより、徹底的に破壊されてしまったため。
でもそれが逆に、アユタヤ遺跡にしかない独特の雰囲気を形成しています。
(木の根の中にある仏頭は特に有名ですよね!)
アユタヤ遺跡は、時が止まったかのように、当時の面影を今に伝えてくれています。
アユタヤ遺跡での服装の決まり(ドレスコード)について
アユタヤは年間を通して気温が高く、いつ訪れても日本の夏服で問題なく過ごすことができます。
でも遺跡では、寺院と同じように入り口で避けるべき服装が掲示されています!
そのためアユタヤ遺跡に行くときは、夏服なら何でもOKというわけにはいかないのです。
(タイでは、寺院や王室関係の施設などで細かな服装の規定があり、マナーを守った服装でないと見学や拝観を断られてしまうケースがあります。)
では、具体的にどのような服装がダメになるのでしょうか?
下記で、アユタヤ遺跡での服装規定(ドレスコード)について見ていきましょう。
アユタヤ遺跡でNGな服装について
それでは、アユタヤ遺跡で禁止されている服装を、具体的に説明していきますね。
NG服① 肌の露出の多い服装
まずアユタヤ遺跡やタイの寺院では、袖(そで)のないトップスや、膝(ひざ)が見える丈のボトムスなどのような、肌の露出の多い服装では、男女ともに見学や拝観ができません。
目安としては、ヒザから下の脚の部分(ふくらはぎ)が半分くらいは隠れていること。
具体的に避ける必要がある服は、ノースリーブ、タンクトップ、キャミソール、チューブトップ、ショートトップ(おヘソが出る服)、ワイドネック(胸元が大きく開いた服)、オフショルダー、ショートパンツ(短パン)、半ズボン、ミニスカート、ローウエストパンツ(腰パン)などです。
NG服② 体のラインや線が目立つ服装
露出の少ない服装であっても、体のラインや線がはっきり分かるようなピタッとした服装や、透けて見えるような服装はNGです。
胸元やヒップ、脚のラインが出過ぎないゆったりめの服装が適しています。
具体的に避ける必要がある服は、シースルータイプの服、スキニーなどのタイトパンツ、トーンパンツ(ダメージ加工のあるパンツ)などが挙げられます。
アユタヤ遺跡での服装チェックは厳しいの?
アユタヤ遺跡での服装チェックは、それぞれの遺跡での入り口やチケット売り場で行われています。
だいたい警備の人やチケット売り場の人がチェックしていますが、そんなに厳しくチェックしているという印象はなく、運が良ければ少しの問題程度であれば見過ごされていることもあります。
でも、あらかじめ規定に合った服装で出かけた方が、手間もなくスムーズで確実です。
また、現地での文化や風習に敬意を表すためにも、始めからしっかりマナーを守った服装で行きたいですよね^^
アユタヤ観光に適した服装と靴は?
アユタヤ遺跡でのNG服については確認できましたか?
次ここでは、NG服に配慮した上で観光に適した服装と、実際に観光客がどのような服装で来ているのかについて、簡単にご紹介します!
男性のアユタヤ観光に適した服装
できるだけ露出の少ない服装が適していますが、半袖、長ズボン(膝丈よりも長いもの)で大丈夫です。
アユタヤ観光で男性に多い服装は、半袖のTシャツとダメージ加工のないシンプルなデニムやパンツのスタイルが一般的です。
タイパンツ姿の男性もたくさんいます!
暑さなどの理由で、どうしても短パンを履きたい場合は、遺跡の入り口で短パンの上からタイパンツなどゆったりめのズボンを履くなどして、臨機応変に対応しています。
女性のアユタヤ観光に適した服装
体のラインが出ないゆったりめの服装で、なおかつ露出の少ない服装が適しています。
パンツやスカートは膝丈よりも長くゆったりめのものを選び、トップスは袖のついた半袖タイプのものが適しています。
アユタヤ観光で女性に多い服装は、半袖のTシャツとロングスカートやゆったりめのパンツスタイル(膝下丈)が一般的です。
タイパンツ姿の女性もたくさんいます!
暑さやオシャレのことを考えて、ノースリーブやショートパンツなどをどうしても着たい場合は、遺跡の入り口で上から上着を着たり、スカーフを腰に巻いて足を隠したりして対応しています。
アユタヤ観光に適した靴は?
次に、靴選びについてのポイントを簡単にお伝えします。
アユタヤ遺跡で靴の規定はあるの?
アユタヤ遺跡では、靴についての規定は特にありません。
靴については、基本的には自由で何でも大丈夫です。
サンダルやビーサン(ビーチサンダル)、クロックスなどでも、問題なく入ることができます^^
どんな靴がオススメ?
アユタヤ観光では、特に遺跡内をたくさん歩き回ることになります。
そのため靴は、歩きやすいスニーカーなどをオススメします。
また、遺跡内は地面が土や砂のところが多く、靴がすぐに汚れてしまいます。
汚れてもいい靴や、汚れが目立たない色の靴だとなおベターです!
(私は白いスニーカーだったため、真っ黒になってしまいました・・)
アユタヤ観光で必要な持ち物と注意点
次に、アユタヤ観光に必要な持ち物と、観光の注意点について見ていきましょう!
アユタヤ観光の必需品、持って行くべき持ち物は?
アユタヤ観光で持って行くべき必需品は、まず日よけ対策のものです。
アユタヤでは、特に遺跡の観光は屋外をずっと見て回ることになります。
日中は30℃を超える中、日陰も少ない場所を歩くことになるので、帽子は必需品です。
また帽子の代わりに、日傘を持ち歩いている人もたくさんいます。
日差しが強いので、サングラスもあった方がベターです!
アユタヤ観光であると便利な持ち物は?
アユタヤの遺跡周辺はとても暑いので、汗を拭く小さなタオルなどがあると役に立ちます!
また、扇子など折りたたみ式のうちわがあると重宝しますよ^^
その他、日焼け止めを塗っている方は持ち歩くようにすると、途中で塗り直せるので安心です。
トイレであると便利なもの
アユタヤ遺跡周辺のトイレは、荷物を置いたり掛けたりする場所がない所が結構あります。
そのため、S字フック(百均で手に入ります)などがあると、トイレ内のドアなどに引っ掛けて使うことができるので意外と重宝します!
また、トイレットペーパーはないところがほとんどです。
ティッシュも忘れないように持ち歩いてくださいね。
アユタヤ観光での注意点は?
アユタヤの寺院や遺跡内では、水以外の飲み物や食べ物の持ち込みと飲食は、基本的にNGになります。
遺跡の入り口周辺で、食べ物やスムージーなどの飲み物を販売している場所もあるのですが、観光前に買ってしまうと、食べ終わるまで遺跡の中に入れなくなってしまうので注意してくださいね。
また寺院の建物の中では、帽子やサングラスの着用はNGになります。
特に、屋内で仏像が安置されているような神聖な場所では、敬意を表すために帽子やサングラスはその都度外すようにしてくださいね。
その他の服装・持ち物についてのアドバイス
最後にここでは、知っておくと便利な服装についてのポイントや注意点を4つお伝えします!
① レンタサイクルする時は、動きやすい服装で
アユタヤの遺跡は、自転車をレンタルして周る人もたくさんいます。
もしレンタサイクルする場合は、自転車に乗りやすい服装(スカートよりもパンツを選ぶなど)をおすすめします。
また防犯対策として、バッグはカゴに入れず、身につけられるものにしてくださいね。
② バーンパイン宮殿にも行く時はラフすぎる服装は避ける
アユタヤ遺跡観光と同じ日に、バーンパイン宮殿(アユタヤ郊外にある宮殿)にも行く場合は、宮殿観光に適した服装にしておく必要があります。
バーンパイン宮殿では、アユタヤ遺跡以上に厳しい服装の規定が設けられているからです。
遺跡と同じで、肌の露出の多い服装や体のラインが出る服装がNGなのはもちろんですが、さらに禁止されている服装もあるのです!
具体的には、ビーチサンダルや上から羽織るスカーフなどは、遺跡では大丈夫でも宮殿ではNGになります。
宮殿は王室関係の施設になるので、敬意を表すためにラフすぎる服装は避け、できるだけフォーマルな服装を心がけてくださいね。
③ 冷房対策の羽織ものがあると便利
タイでは、レストランやショップなどの室内では冷房が効き過ぎていて、寒く感じる場所が多いです。
これは「冷えた室内=おもてなし」という考え方があるためだとか。
そのため、上着やストールなどの羽織るものは持ち歩いた方が便利です。
遺跡巡りで汗をかくので、室内では体を冷やさないように注意してくださいね。
④ 迷彩柄の服装はなるべく避ける
タイでは、迷彩柄は一般的に軍人が着用するものというイメージがあるため、ファッションとしてあえて取り入れる人はあまりいません。
(また、軍人と間違えてしまうような服装をすることは禁止されています。)
全身ではなく一部に取り入れる程度だと問題はありませんが、少し浮いてしまう可能性も。
どうしても身に付けたい場合を除いては、避けた方が無難です。
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アユタヤ観光の服装と持ち物まとめ
アユタヤ遺跡では、寺院と同じように服装の規定が設けられています。
そのため遺跡観光をする場合は服装に注意が必要です。
特に、下記の服装は避けてくださいね。
① 肌の露出の多い服装(袖のない服や膝が出る服など)
② 体のラインが出る服装(スキニーやダメージジーンズ、シースルーの服など)
③ 建物内や神聖な場所でのサングラスや帽子の着用
※どうしてもノースリーブやショートパンツ、半ズボンなどを着たい方は、上着やストール、タイパンツなどを持ち歩き、遺跡の入り口で上から肌を隠すことも可能です。
また遺跡観光はたくさん歩くので、靴は歩きやすい靴、汚れても大丈夫な靴がおすすめです。
その他、帽子や日傘、サングラスなどの日よけ対策のグッツは必需品になります。
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さいごに
この記事では、アユタヤ観光の適切な服装や必要な持ち物などについてご紹介しましたが、もし忘れてしまった場合でも現地で安く買うこともできるので、安心してくださいね^^
自分へのお土産代わりにもなるので、時間があれば現地調達もオススメです。
特にタイパンツは人気のお土産♩
また服装に気を配るということは、現地の方々への心遣いや敬意を表すということにも繋がります。
そのことを忘れず、私たち観光客は服装はもちろん言動などにも気をつけて、気持ち良く観光したいですね^^