【国内線】コーヒーの持ち込み&預け入れルールまとめ


飛行機に乗るときに必ず行う手荷物の安全チェック。

ルールが複雑なので、何が持ち込みOKで何がNGなのか、荷造りをするときに迷ってしまいますよね。


特に、お土産品で多い「缶コーヒーやコーヒー豆」などについては

「荷物検査で引っかからないか心配…」

「そもそもコーヒーって持ち込みや預け入れOKなの?」


と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。


空港で焦ったり困らなくてもいいように、事前にルールや制限について確認しておきたいところです。


そこでこの記事では、初心者でも安心して飛行機に乗れるように

Check

★ コーヒーを機内(客室)に持ち込む時のルールと持ち込み方

★ 手荷物検査の時に気をつけたいこと

★ 預け荷物(スーツケース)に入れる時の注意点


などについてまとめています。空港に行く前に、一度確認しておいてくださいね。

それでは、さっそくチェックしていきましょう♩



この記事では「日本国内線」のルールについてのお話をしていきますね。

「国際線」のルールについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。


※こちらの記事は、国土交通省の関連ホームページなどを参考に作成しています。最終的な判断は現場の検査員や航空会社によって異なることもあるので、あくまでも基本ルールの確認としてご利用くださいね。最新の情報や最終的な判断については、利用する航空会社までお問合せいただくことをおすすめします。


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【国内線】飛行機にコーヒーを持ち込む時のルールとポイント

コーヒーを飛行機に持ち込む時のルールは?

飛行機に缶コーヒーやインスタントコーヒー、コーヒー豆などを持ち込むときのルールは、「国内線」と「国際線」でそれぞれ異なります。

国内線のルール」をざっくりまとめると、下記の表の通り。(細かい内容は後ほど解説していきますね。)

(表)コーヒーの持ち込み・預け入れルール/国内線


※航空会社によって独自のルールや制限がある場合があります。

・機内持ち込み手荷物・・・身につけて機内(客室)まで持ち込む手荷物(ハンドバッグなど)
・預け荷物・・・チェックインカウンターで預ける大きな荷物(スーツケースなど)


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ポイント① 国内線ではコーヒーは機内に持ち込みOK

コーヒーは機内に持ち込みOK

日本国内線の飛行機では、コーヒーは基本的に機内(客室)に持ち込みOKです。


液体タイプのコーヒー(缶コーヒー・スタバなどのテイクアウト用のコーヒー・水筒やタンブラー入りのコーヒーなど)の他、粉末タイプのコーヒー(インスタントコーヒーなど)やコーヒー豆なども全てOKです。

また、缶入り・紙カップ入り・瓶入り・プラスチック製の容器入りなど、容器の種類も関係なくOKです。


【補足】
国際線の場合は、液体物の機内持ち込みに制限がありますが(国際線では100ml以下の液体物のみOK)、日本国内線の場合はこのルールは適用されません。

なので、コーヒーなどの液体物であっても、100ml以下の容器に入れたり、透明なプラスチック袋に入れたりする必要もなく、機内への持ち込みが可能です。

ただし、開封済みの場合は検査が必要になったり、航空会社によっては、こぼれやすい容器に入ったものは持ち込みできないこともあるので、後ほど解説する注意点も確認しておいてくださいね。

ポイント② コーヒーは預け荷物(スーツケース)に入れてもOK

コーヒーは預け入れもOK

コーヒーは、預け荷物(スーツケース)に入れても基本的にはOKです。

(液体タイプのコーヒー、粉末タイプのコーヒー、コーヒー豆など全てOKです。)

ただし航空会社によっては、瓶などの割れやすいものは、預け入れできない場合もあるので、各航空会社のホームページなども確認しておきましょう。

(瓶の預け入れができない場合は、機内に持ち込むようにしてくださいね。)


また、コーヒーを預け入れする際は、容器の破損や液体漏れ防止の対策が必要です。

(具体的な方法については、後ほど解説していきますね!)



ポイントをざっくりと確認できたところで、下記で細かい内容を確認していきましょう。

ここでは

① コーヒーを機内(客室)に持ち込みする場合【保安検査の時】の注意点

②【保安検査の後】の注意点

③ 機内に持ち込まず【預け荷物(スーツケース)に入れる時】の注意点


について、それぞれ順番に解説していきます!



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① コーヒーを機内に持ち込む時(保安検査の時の注意点)

保安検査の時のルールと注意点

ではまず、「保安検査(手荷物検査)のとき」に気をつけたいポイントについて、確認していきましょう。

コーヒーは、「国内線では基本的に機内(客室)に持ち込みOK」ということでしたね。

(自宅から持って来たものや、空港外のコンビニなどで購入したものでも問題なくOKです。)


ただし、液体タイプのコーヒー(缶コーヒー・スタバなどのテイクアウト用のコーヒー・水筒やタンブラー入りのコーヒーなど)は、保安検査のときに確認が必要になるので、容器はバッグから出して、トレイに置くようにしましょう。

【注意!】開封済みの液体コーヒーは検査が必要

開封済みの容器やテイクアウトコーヒーは検査が必要

液体のコーヒーが入った容器は、開封・未開封ともに持ち込むことができますが、開封済みのものについては、保安検査(手荷物検査)のときに液体物の検査を受ける必要があるので注意してくださいね。

※テイクアウト用のコーヒーや水筒・タンブラー入りのコーヒーも「開封済みのもの」になります。


詳しくは下記のとおり。

開封済みのコーヒーを持ち込む時

開封済みの容器や紙カップに入ったコーヒー、水筒やタンブラーに入ったコーヒーなどは、保安検査のときに液体物の検査を別途受けなければいけません。

(検査時は、容器をバッグから出しておく必要があります。)


そのため、急いでいる時は飲みかけのコーヒーは持ち込まず、保安検査が終わった後に待合エリアで購入する、もしくは未開封のものを持ち込むことをオススメします。

(未開封の容器の場合は、X線の機械を通すのみですが、開封済みの場合は、検査官が中身の匂いを確認したり、液体物検査装置による検査などが必要になります。)

未開封のコーヒーを持ち込む時

持ち込みするコーヒーが未開封の場合でも、保安検査の時にスムーズに検査を行えるよう、容器はバッグから出してX線の機械に通すようにしてくださいね。

(未開封の容器の場合は、X線の機械を通すのみで基本的にはOKです。)



※ただし、最終の判断は現場の保安検査官にゆだねられます。検査官の判断により「持ち込み不可」となった場合は、その指示に従いましょう。

※また、国内線を利用後に国際線に乗り継ぎをする場合は、乗り継ぎ便では国際線のルールが適用されます。詳しくは国際線のルールを確認してくださいね。


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② コーヒーを機内に持ち込む時(保安検査の後の注意点)

保安検査の後の注意点

つぎは、保安検査(手荷物検査)の「あと」についても、気をつけたいポイントを確認していきましょう。

保安検査の後に、待合エリアのカフェや自販機などで購入したコーヒーについても、もちろん機内(客室)に持ち込みOKです。


ただし航空会社によっては、機内への持ち込みのみOKで、飲食はNGにしている場合もあるので注意が必要です。

また、フタがついていない紙カップ入りのコーヒーなどは、持ち込みできない航空会社もあります。


下記で簡単に説明しておきますね。

【注意!】持ち込みしたものは飲食できない航空会社もある

持ち込みしたものは機内で飲食できない航空会社もある

機内へコーヒーを持ち込む場合は、各航空会社によって決められている独自のルールも確認しておきましょう。

航空会社によっては、「外部から持ち込みした物の飲食はNG」と案内していることもあるので注意が必要です。

つまり「機内に持ち込みはできても、飲むことはできない」ということです。


例えば、エアアジアなど一部のLCC(格安航空会社)では、外部から持ち込みした物を機内で飲食することを禁止しています。

(一般的にLCCでは、機内での飲食物を有料で販売しているため。)


特にLCCを利用する際は、事前に航空会社のホームページなどを見て、持ち込んだ物の飲食がOKなのかを確認しておきましょう。

もしNGの場合は、機内販売を利用するようにしてくださいね。


ちなみに、保安検査を通過後に、飛行機への搭乗時間までの間に待合エリアで飲食する分には問題ありません。


参考:エアアジア「飲食物の機内持ち込み」

【注意!】中身がこぼれやすい飲み物は、持ち込みできない航空会社もある

蓋が閉められない飲み物は持ち込みNGの場合もある

ジェットスターなど航空会社によっては、「フタがしっかり閉められない飲み物の持ち込みはNG」と案内していることもあるので注意が必要です。

離陸時に、中身がこぼれて火傷の原因になる危険性があるからです。

(※また離陸・着陸時には、備え付けのテーブルは使うことができません。持ち込みできた場合でも、しばらくは手で持ったままになります。)


フタがついていない紙カップ入りのコーヒーの他、飲みかけの缶コーヒーなどにも気をつけてくださいね。

持ち込みできない場合は、飛行機への搭乗時間までの間に、待合エリアで飲みきってしまうようにしましょう。


参考:ジェットスター「飲食物の持ち込みについて」


※機内持ち込み手荷物の制限については、随時変更が加えられます。また航空会社によって独自のルールや制限がある場合があります。最新の情報はご利用の航空会社や国土交通省からの情報を確認することをおすすめします。


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③ コーヒーを預け荷物に入れる時の注意点

コーヒーを預け入れする時の注意点

最後にここでは、コーヒーを機内(客室)に持ち込まず、「預け荷物(スーツケースなど、航空会社のチェックインカウンターに預ける荷物)に入れる時」のお話をしていきますね。


コーヒーは、預け荷物に入れても基本的にはOKです。

(ただし、瓶の容器の場合は割れやすいため、なるべく機内に持ち込むことが勧められています。また航空会社によっては、瓶などの割れやすいものの預け入れはできない場合があります。各航空会社の規定を確認してくださいね。)


もし預け入れする場合は、下記の点に注意が必要です。

・預け荷物自体の重量オーバーに注意!
・液体漏れや容器の破損に注意!


それでは、それぞれのポイントを見ていきましょう。

預け荷物自体の重量オーバーに注意!

航空会社による規定の重量を超えるとNG

コーヒーを預け荷物(スーツケース)に入れるときは、各航空会社によって決められている「預け荷物自体の重量制限」にも注意が必要です。

特に、液体の場合は意外と重量があるので(水1リットルだと約1kg)、入れすぎてしまうと重量オーバーになる可能性もあります。

通常、コーヒー単体での容量の制限はありませんが、預け荷物にするスーツケースの重さが航空会社の規定以下でないと、預けることができないので注意しましょう。

規定の重量を超えてしまった場合は?

もし重量オーバーになった場合は、チェックインカウンターで追加料金を支払えば対応してくれます。

ただし、LCC(格安航空会社)の場合は、追加料金での対応ができないこともあり、預け入れ自体を拒否されてしまうケースもあるので注意が必要です。


預けることのできる荷物の重さは、各航空会社や座席のクラスなどによって異なるので、事前に利用する航空会社のホームページなどをチェックするようにしてくださいね。

液体漏れや容器の破損に注意!

容器の破損や液体漏れに注意

預け荷物(スーツケース)の中にコーヒーを入れる場合は、飛行機への積み下ろしや運搬時の衝撃などで、容器が破損したり中身が漏れてしまう可能性もあります。

(ちなみに、気圧や温度差による容器の破損については、ほとんど心配ありません。容器が破損したり液体が漏れたりする原因は、ほとんどの場合が衝撃になります。)


特に瓶に入ったものは、そのままの状態では割れてしまう可能性が高いので、必ず梱包が必要です。

液体漏れや容器の破損を防ぐには?

もし、液体コーヒーを預け荷物に入れる場合は、スーツケースの中を濡らさないためにも、コーヒーの容器はビニール袋などに入れて密閉しておくと、万が一液体が漏れた場合でも安心です。

缶コーヒーの場合は、飲み口(開け口)のところが、少しでもゆるんでいたり隙間があったりすると、そこから液体が漏れてしまいます。

梱包の際は、必ず飲み口の確認もしておきましょう。


瓶の容器の場合は、プチプチなどの緩衝材を利用して1本ずつ保護するようにしましょう。

容器同士が、直接ぶつかり合わないようにすることがポイントです。

またパッキング(荷造り)をするときに、タオルや洋服などをうまく利用して入れるようにすると衝撃の緩衝材になります。


もし、預け荷物の中で中身が漏れてしまった場合は、すべて自己責任になってしまうので、できる限りの対策をしておいてくださいね。


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【国内線】コーヒーの持ち込み・預け入れルールまとめ

コーヒーの持ち込みルールまとめ

✔︎ 日本国内線の場合は、缶コーヒーやインスタントコーヒー、コーヒー豆などは、機内(客室)に持ち込みOK

(→ ただし、開封済みの液体コーヒーの場合は、液体物の検査が必要


✔︎ 航空会社によっては独自のルールによって、外部から持ち込みした物の機内での飲食がNGの場合あり

(→ 利用する航空会社のホームページなどを確認すること)


✔︎ 航空会社によっては、フタがしっかり閉められない飲み物の持ち込みはできない場合あり

(→ 利用する航空会社のホームページなどを確認すること)


✔︎ コーヒーは、預け荷物(スーツケース)に入れてもOK

(→ ただし、瓶などの割れやすい容器に入ったものは、預け入れできない場合もある


✔︎ 国内線から国際線に乗り継ぎをする場合、乗り継ぎ便では国際線のルールが適用される

(→ 国際線のルールを確認すること)


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※機内持ち込み手荷物・預け荷物の制限については、随時変更が加えられます。また航空会社によって独自のルールや制限がある場合があります。最新の情報はご利用の航空会社や国土交通省からの情報を確認することをおすすめします。


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さいごに

さいごに

飛行機に持ち込むことのできる手荷物や預け荷物については、機内の安全性や快適性を維持するために細かくルールが決められています。

たとえ使い慣れたものだとしても、飛行機という特殊な環境下では危険物になってしまうことも。

持ち込めないものはその場で放棄するか、別の手段で送ることになるなど手間がかかってしまいます。

せっかくの旅行を台無しにしないためにも、「持ち込めないもの」をあらかじめ確認することが大切です。

飛行機を利用する私たち一人ひとりが手荷物のルールをきちんと守ることで、スムーズな搭乗手続きができるように心がけたいですね。


※機内持ち込み手荷物・預け荷物の制限については、随時変更が加えられます。最新の情報はご利用の航空会社や国土交通省からの情報を確認することをおすすめします。