タイを代表する人気のお祭り、ソンクラーン。
大規模な水かけ合戦が印象的なお祭りです。
ここでは、一生に一度は参加したい「ソンクラーン祭り」について
★ 水かけの意味や由来
★ お祭りの歴史と起源
など、お祭りに参加する前に知っておきたい簡単な基礎知識をご紹介しています。
ソンクラーンについてより興味を持っていただくキッカケになれば嬉しいです^^
それではさっそくチェックしていきましょう♩
タイのソンクラーン祭り(水掛け祭り)とは?
ソンクラーン祭りは、日本では別名「水かけ祭り」とも呼ばれている、タイを代表するお祭りです。その名の通り、お祭りの参加者はお互いに水を派手に掛け合って楽しみます。
水を掛け合うことで、言葉が通じなくてもいろんな国の人たちと交流できるのが、このお祭り最大の魅力。おまけにストレス発散にもなる!とのことで、毎年お祭りの時期は、このソンクラーンを目当てにたくさんの観光客がタイを訪れます。
ソンクラーン祭りの目的ってなに?
ソンクラーンは、タイの旧正月をお祝いするための伝統行事のお祭りです。
なのでソンクラーンのある時期は、タイの旧暦でのお正月、つまり新年にあたるのですね。
ソンクラーン祭りはなぜ有名なの?
ソンクラーン(水かけ祭り)では、お祭りの参加者が、水鉄砲やバケツなどを使い、豪快に水を掛け合います。
こんなこと、大人になると普段はなかなかできないですよね。
そんな非日常的な体験と派手で賑やかな様子が、メディアやSNSなどで広まり、世界中の人々がタイに集まるようになりました。
ソンクラーンを英語やタイ語で書くと?英語表記のスペル(つづり)は?
ソンクラーンは英語で【Songkran】と表記します。
ちなみにタイ語では【สงกรานต์】という文字でソンクラーンを表します。
覚えておくと、現地で役に立つかも?!
ソンクラーン祭りの有名な開催地はどこ?
ソンクラーンにまつわるイベントは、タイ全土で開催されますが、その中でも有名な開催地を6つご紹介します。
また、お祭りの開催場所についてはこちらの記事にもまとめていますので、あわせて参考にしてくださいね。
▶︎▶︎タイの水かけ祭り「ソンクラーン」はどこで開催される?場所・地図と行き方について
ソンクラーン人気開催地① バンコク中心部【Bangkok】
バンコク中心部は、会場の多さとアクセスの良さからソンクラーンの一番人気の開催地です。お祭りの本番前には、華やかなパレードも行われます。
バンコクのソンクラーン(水かけ祭り)についての詳細はこちら
▶︎▶︎バンコクのソンクラーン祭りの場所や行き方、日程について
ソンクラーン人気開催地② プラプラデーン【Phra Pradaeng】
バンコク郊外にあるプラプラデーンでは、タイの中でも伝統的かつ最大級のソンクラーンが行われます。
ここでは、他の開催地とは1週間遅れてソンクラーンが行われることになっています。
ソンクラーン人気開催地③ パタヤ【Pattaya】
パタヤはバンコクからアクセスしやすい人気のビーチリゾートです。
パタヤでのソンクラーンは、他の都市よりも長い期間開催されるので、他の都市とあわせて行くのもおすすめです。
パタヤのソンクラーン(水かけ祭り)についての詳細はこちら
▶︎▶︎パタヤのソンクラーン祭りの場所や行き方、日程について
ソンクラーン人気開催地④ アユタヤ【Ayutthaya】
アユタヤのソンクラーンは、象との水かけ合戦を楽しめるのが魅力です。
また、従来の伝統的な儀式が行われる場所でもあります。
アユタヤのソンクラーン(水かけ祭り)についての詳細はこちら
▶︎▶︎アユタヤのソンクラーン祭りの場所や行き方、日程について
ソンクラーン人気開催地⑤ チェンマイ【Chiang Mai】
チェンマイのソンクラーンはバンコクに次ぐ人気の都市です。
そしてここのお祭りは「サリー・ピーマイ・ムアン」とも呼ばれ、伝統的な仏教儀式が行われます。また、砂でパゴダ(仏塔)を作り出来映えを競うイベントも開催されます。
チェンマイのソンクラーン(水かけ祭り)についての詳細はこちら
▶︎▶︎チェンマイのソンクラーン祭りの場所や行き方、日程について
ソンクラーン人気開催地⑥ プーケット【Phuket】
プーケットは、タイを代表する人気ビーチリゾート。
プーケットでのソンクラーンは、ビーチで水着のまま思いっきり水かけを楽しむことができます。また、様々なエンターテイメントのショーも開催されます。
プーケットのソンクラーン(水かけ祭り)についての詳細はこちら
▶︎▶︎プーケットのソンクラーン祭りの場所や行き方、日程について
ソンクラーン祭りの意味と由来
ここでは、ソンクラーンの意味や由来、そして仏教との関係について簡単に見ていきましょう!
ソンクラーンの意味は?
ソンクラーンとは「タイの旧暦でのお正月」のことを意味します。
現在は、毎年4月13日〜15日がソンクラーンと決まっており、この期間は祝日となっています。
このソンクラーンの時期(旧正月)は、日本のお正月と同じように、タイでも家族や親戚が集まって新年のお祝いをします。そのためこの時期は、里帰りなどでタイの交通機関はどこも混雑します。
ソンクラーンの由来は?
ソンクラーンの語源は、サンスクリット語(古代インドの言語)の「Sankrandhi」に由来します。「Sankrandhi」は「変化・移動」を意味する言葉です。
この語源が表すように、ソンクラーンは、太陽の軌道が1年の周期を終え、新たにおひつじ座に入りスタートする時期を祝う伝統行事なのです。
ソンクラーンと仏教との関係は?
ソンクラーン祭りでは、水かけ合戦とあわせて仏像のお清めなど宗教的なことも行われますが、もともとは仏教行事ではなかったそうです。
なので、ソンクラーンの祝日は仏教の祭日ではないのですね。じゃあソンクラーンは、どのようにして現在のかたちになったのでしょうか。つぎで簡単にご紹介します!
ソンクラーン祭りの歴史と起源
ここでは、ソンクラーン祭り(水掛け祭り)の起源や歴史についても簡単に見ていきましょう。
ソンクラーンの起源と本来の儀式について
ソンクラーンは本来、仏像や仏塔にお水をかけてお清めをしたり、目上の人や両親など尊敬する人の手に水を掛けて敬意を表す行事でした。
昔は、手にのみ水をかけていたのです。この伝統的な風習が、ソンクラーンの本来のかたちで、現在のお祭りの起源になります。
このように水をかけることは「お清めをする」という意味を持っているのですね。
昔はこうして1年の邪気を払い、新年をお祝いしていたのです。
ソンクラーンが現在のかたちになるまでの歴史
1年の邪気を払うという本来の儀式が、どのようにして現在の賑やかなお祭りへと発展していったのでしょうか?それはお祭り好きで陽気なタイ人の国民性が関係しています。
水かけの儀式の「相手への敬意を表す」といった概念・解釈が、若者を中心に「水を掛けまくって1年の邪気をぶっ飛ばそう!」という、砕けた広義な意味へと変化していきました。
今では、水を掛けるところは手に限定されておらず、全身に掛け合って賑やかにお祝いしています。
ちなみに、本来の「お清め」の伝統的な行事はなくなってはおらず、今でも寺院などの一部の場所では昔ながらの神聖な儀式が行われているそうです。
ソンクラーンのもう一つの新たな目的
ソンクラーン祭りが行われる4月は、タイではもっとも暑い時期になります。暑い時期に全身ずぶ濡れになって賑やかに楽しみたい!といった遊び心も、水かけ祭りの歴史に関係しています。
このように水かけ祭りは、暑い季節の暑さしのぎという側面も担っています。
ソンクラーン祭りの全体概要・特徴とポイント
ここまでソンクラーン祭り(水掛祭り)の意味や由来、歴史や起源について簡単に見てきましたが、現在のお祭りはどのようなものになっているのでしょうか。
ここでは、現在行われているソンクラーン祭りの特徴や内容、おさえておきたいポイントを簡単にご紹介します。
ソンクラーン祭りの雰囲気と様子
ソンクラーン祭りでは、参加者は容赦なく水鉄砲やホースで水を掛けてきます。時には、ホテルの従業員さんでさえも遠慮なく掛けてくることも。
街中では、トラックが水の入ったドラム缶を載せて走行しています。そしてバスやトゥクトゥクに乗っていても油断はできません。乗り物に乗っていても、道ゆく人たちから水を掛けられたりもするのです。
初めての観光客は、本当にビックリします!
ソンクラーン(水かけ祭り)の基本ルール
ソンクラーン祭りは「水かけ祭り」という名前の通り
・お祭りの期間中は基本的には誰に水をかけても良い(ただし僧侶などは例外)
・誰に水をかけられても決して怒ってはいけない
というのが暗黙のルールとしてあります。
濡れたくない場合は、お祭り場所に近づかないか、防水対策をしっかりしておくことが大切です。
またソンクラーンの注意点や楽しみ方、持ち物や服装などについてはこちらの記事にまとめていますので、あわせてご確認ください。
▶︎▶︎タイの水かけ祭り「ソンクラーン」楽しみ方のアドバイスと注意点
▶︎▶︎ソンクラーン祭り(水かけ祭り)を楽しむための持ち物や服装、準備について
ソンクラーン祭りでの挨拶について
ソンクラーン祭りは、新年をお祝いするお祭りでしたね。そのためお祭りでは、新年の挨拶もよく聞こえてきます。
「サワディーピーマイ(สวัสดีปีใหม่)」はタイ語での新年の挨拶です。「新年おめでとう」と言いたい時には、ぜひ使ってみてください。
ちなみに
女性の場合は文末にカー(ค่ะ)を
男性の場合は、クラップ(ครับ)
を付ければより丁寧な挨拶になります。
まとめ
ソンクラーン祭り(水掛け祭り)は、タイの旧暦での新年をお祝いするお祭りです。お祭り期間中は、参加者同時が盛大に水をかけ合って新年を祝い、タイ全土で盛り上がります。
またソンクラーン祭りは、仏像や仏塔、また尊敬する人の手に水をかけてお清めをするという伝統的な風習が、現在のお祭りの起源となっています。
水かけは、僧侶などを除けば、基本的には誰にしても大丈夫です。でもその代わり、自分が水をかけられた場合は、怒ってはいけません。
ソンクラーン祭りが開催される4月は、タイでは最も暑い時期なので、水かけ祭りは暑さをしのぐにも最適なイベントとなっています。
また、お祭りの日程についてはこちらの記事にまとめていますので、あわせて参考にしてくださいね。
▶︎▶︎ソンクラーン祭り2019「水かけ祭り」の日程・開催時期はいつ?
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自分の旅費が割高でないか、一度チェックしてみることをオススメします。
さいごに
お祭りは国籍や言語が違っても、世界中の老若男女が楽しめるイベントです。参加して実際に体験してみると、すごく感動したり、たくさん笑えたり、ストレスの発散ができたり・・・
また、人々が築いてきた伝統や歴史に思いを馳せたり、新たな発見があったりと、様々な感情や想いが湧き上がってくるはずです。
こういう感情を揺さぶられる体験は、誰もが求めているもの。だからこそ、何年経ってもお祭りは、世界中の人々を惹きつけてやまないのでしょうね。