タイを代表する人気観光地「ワットポー」。
トリップアドバイザーの「世界の人気観光スポット25選」に選ばれたこともある有名なお寺です。
ここでは、世界的にも有名なお寺「ワットポー」について
★ お寺の名前の意味や見どころ
★ 寝釈迦仏が寝ている意味と扁平足の理由
★ お寺の簡単な歴史
★ ワットポーで体験できるタムブン(徳積み)
などをご紹介しています。
観光前に一度目を通してみてくださいね^^
それではさっそくチェックしていきましょう♩
目次
バンコクのワットポーとは?
ワットポーは、大きな寝釈迦仏で有名なバンコクを代表するお寺です。
バンコクで最も古いお寺で、東洋医学に基づくタイ古式マッサージの総本山としても知られています。
ワットポーの名前の意味は?
ワッポーはタイ語で「วัดโพธิ์」と表記します。
その意味は「菩提(ぼだい)の寺」。
菩提とは、修行を積み煩悩を断ち切って到達する悟りのこと。
つまりワットポーは「悟りのお寺」という意味があることが分かります。
ちなみにワットポーの正式名称は『ワット・プラ・チェートゥ・ポン・ラーチャ・ワ・ララーム』といいます。
このようにお寺の名前は、長く複雑であるほど箔がついて、有り難みが増すと言われています。
ワットポーを英語で書くと?英語表記のスペルは?
ワットポーは英語だと「Wat Pho」と表記します。
「Wat(ワット)」には「お寺」という意味があります。
そのためタイのお寺の名前には「Wat(ワット)」という言葉が含まれているのですね。
ワットポーの見どころは?
ワットポーの最大の見どころは、何と言っても巨大な寝釈迦仏(涅槃像)のいる礼拝堂です。
(寝釈迦仏については、次の章で詳しく説明していますので、そちらをチェックしてみてくださいね。)
でもワットポーの見どころは礼拝堂(寝釈迦仏)だけではありません!
ということで、ここで簡単にご紹介しますね^^
またワットポーへの行き方や拝観時間、入場料や服装などについてはこちらの記事をチェックしてくださいね。
▶︎▶︎【交通手段別】バンコクのワットポーの行き方は?主な観光地からのアクセスについて
▶︎▶︎ ワットポーに行く前に知っておきたい!服装や入場料、拝観時間、見どころなどの情報まとめ
「寝釈迦仏」以外の見どころ①「本堂」
本堂は、寺院の中で最も重要な建物になります。
それは、本尊(最も大切な信仰の対象となる仏像)が安置されている場所だからです。
ワットポーの本堂に安置されている仏像(本尊)の台座には、ラーマ1世(ワットポーを建てた王様)の遺骨が納められています。
「寝釈迦仏」以外の見どころ②「仏塔」
仏塔は、王や王族のお墓になります。
ワットポーで見られる特に大きな仏塔は、ラーマ1世からラーマ4世までの歴代王を表しています。
「寝釈迦仏」以外の見どころ③「壁画」
すでにご紹介した通り、ワットポーはタイ古式マッサージの総本山。
それをよく表しているのが境内の壁画です。
ワットポーには、人体図や経絡(ツボ)に関する壁画がたくさん残っているのです。
寺院を訪れた人々はこの壁画を見て、当時最高峰であった医学の知識に触れることができたのですね^^
ワットポーの寝釈迦仏(涅槃像)について
ワットポーの寝釈迦仏(涅槃像)は、ラーマ3世によって造られたものです。
ここではワットポー最大の見どころ、寝釈迦仏(涅槃像)についての知っておきたいポイントをチェックしておきましょう♩
寝釈迦仏(涅槃像)の大きさは?
寝釈迦仏(涅槃像)は、長さ46m、高さ15mの大きさです。
ちなみに46mは、10階建てのビルの高さくらいになります。
10階建てのビルがそのまま横向きに倒れているような大きさと言えば、寝釈迦仏の大きさがイメージしやすいですよね。
寝釈迦仏(涅槃像)はなぜ寝ているの?どんな意味があるの?
寝釈迦仏(涅槃像)が横たわっているのは、悟りを開き、涅槃(ねはん)の境地に達したことを意味しています。
涅槃とは、あらゆる煩悩が消滅し苦しみを離れた安らぎの境地のことを言います。
寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏はどうして注目されているの?
寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏側は、定番の記念撮影のポイントとなっています。
それは、足の裏に見られる繊細な装飾がとても美しいから。
ちなみにこの装飾は、研磨した貝殻で作られたものだそうです!
足の裏の装飾の意味は?
寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏には、仏教と深い関わりを持つバラモン教の世界観を表した図が描かれています。
神々や捧げ物など、バラモン教の宇宙観が108の絵で表現されています。
足の形が扁平足の意味は?
寝釈迦仏(涅槃像)の足は、ぺったんこの扁平足になっています。
実はこれにも仏教的な意味が含まれています。
扁平足は悟りを開いた者のしるしであり、その人が超人であることを示す人体的特徴の1つなんだそうです。
寝釈迦仏(涅槃像)の足の大きさは?
寝釈迦仏(涅槃像)の足の大きさは、長さ5メートル、幅1.5メートルになります。
大人の人間の足の20倍くらいの大きさがあるんですね!
ワットポーの歴史について
ここでは、ワットポーの歴史について簡単にチェックしておきましょう!
ワットポーはいつできたの?
ワットポーはバンコク最古の寺院で、西暦1788年(日本は江戸時代)にラーマ1世によって建てられました。
(ちなみに涅槃像ができたのは、ラーマ3世の時代になってからです。)
ワットポーはなぜマッサージで有名になったの?
実はワットポーは、タイ最初の大学でもありました。
ラーマ3世の時代に、医学技術(タイ古式マッサージ)の教育施設となったのです。
また、医学以外にも仏教や芸術、歴史などいろんな分野の有識者が集められ、知識を解説するための絵や文章が寺院内の壁や柱に描かれたそうです。
そのためワットポーでは、当時の最高峰の知識が、寺院を訪れる一般の人々にも広く解放されていたのです。
その中でも特に、タイ医学やマッサージに関する知識は後世にまで残ることになりました。
このような経緯があり、ワットポーは現在、タイ古式マッサージの総本山となっているのです。
境内の壁画には、人体図や経絡(ツボ)に関する絵も残っていて、そこからもワットポーがタイマッサージの総本山であることが伝わってきます!
ワットポーでのタムブン(徳積み)について
タイと言えば、仏教と関わりの深いタムブン(徳積み)の風習が有名です。
ワットポーでは、このタムブン(徳積み)を観光客も気軽に体験することができます!
タムブン(徳積み)とは?
タイでは、現世での行いが来世の幸せにつながると強く信じられています。
そのため、タムブンを行うことで徳を積み、現世で良い行いを積み重ねていく風習があるのです。
これは、タイで広く信仰されている仏教が上座部仏教であることに関係しています。
上座部仏教では、出家することや個人で徳を積む(タムブンを行う)ことで、その人が救われるとされているのです。
タイの人は、どのようにタムブン(徳積み)をしてるの?
タイの人は普段、どのようにして徳を積んでいるのでしょうか。
徳積みと言っても、私たち日本人には馴染みがないので、具体的な行為を思い浮かべにくいですよね。
代表的な徳積みは、寺院への寄進(金銭や物品を寄付すること)や托鉢(修行僧が鉢を持って町を歩き、食糧や金銭の施しを受けること)をする僧侶に、喜捨すること(金銭や物品を困っている人に差し出すこと)などが挙げられます。
またこれらのこと以外にも、日頃から寺院へ参拝したり、困っている人を手助けしたりする行為も立派な徳積み(タムブン)になります。
一番大切なのは、自分の周りの人や環境に感謝をし、それらを大切にする心なのだと思います^^
ワットポーでのタムブン(徳積み)体験
ワットポーでは、108つある鉢にコインを1つずつ入れていくことで、このタムブン(徳積み)を行うことができます。
鉢にコインを入れることで、108つある煩悩を1つずつ捨てることができ、それが徳積みになるのです。
ワットポーでのタムブン(徳積み)はどこで体験できる?
ワットポーでのタムブン(徳積み)は、寝釈迦仏のいる礼拝堂で行うことができます。
寝釈迦仏の背中側へ回ると、108つの鉢がずらりと並べられています。
ワットポーでのタムブン(徳積み)に必要な料金は?
タムブンは20B(バーツ)で行うことができます。
料金を支払うと、サタン硬貨がもらえます。
そのサタン硬貨を1つずつ鉢に入れていきましょう。
またワットポーでできる体験は、タムブン(徳積み)だけではありません。
タイ伝統の古式マッサージやルーシーダットン(朝ヨガ)も人気の体験です。
タイ古式マッサージやルーシーダットン(朝ヨガ)について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
▶︎▶︎ ワットポーで体験したい!マッサージと朝ヨガ「ルーシーダットン」情報まとめ
ワットポーに行くオプショナルツアーはこちら
海外旅行初心者やタイ旅行が初めての人は、現地発着のオプショナルツアーに参加する方が、満足度が高まるかと思います^^
慣れない土地で道に迷ったり、時間をロスする心配もありませんし、英語が苦手な人でも日本語ガイド付きのツアーもあるので安心です。
また次のような人も、オプショナルツアーの利用がオススメです!
・滞在日数が少ない人
・複数の観光地を効率よく周りたい人
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下記に、バンコクのオプショナルツアーを取り扱っている旅行会社やサービスを掲載しているので、参考にしてみてください♩
日本語で事前に予約できるので安心です^^
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まとめとポイント
ワットポーは、西暦1788年に建てられたバンコク最古の寺院。
「ワットポー」という名前には「菩提の寺(悟りの寺)」といった意味があります。
その最大の見どころは、巨大な寝釈迦仏(涅槃像)が見られる礼拝堂。
寝釈迦仏(涅槃像)が横たわっているのは、悟りを開き、涅槃(ねはん)の境地、つまり煩悩が消滅した安らぎの境地に達しているためです。
寝釈迦仏(涅槃像)の足の裏には貝殻でつくられた繊細な装飾が見られ、こちらも一見の価値あり!
記念撮影の人気スポットとなっています。
また寝釈迦仏(涅槃像)のいる礼拝堂では、108つある鉢にコインを1つずつ入れて煩悩を捨てていく、タムブン(徳積み)の体験をすることもできます。
観光客も気軽に参加できるので、ぜひ体験してみてくださいね。
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自分の旅費が割高でないか、一度チェックしてみることをオススメします。
さいごに
異国で歴史的な場所に行くことは、その国の文化や歴史、伝統に触れられる良い機会ですよね^^
あらかじめ簡単な歴史などを知っておくと、楽しみ方の幅が広がり、感動もより大きくなると思います。
ここでは最低限おさえておきたい簡単な基礎知識についてまとめてみましたが、興味を持った方はもっと深く調べてみてくださいね。
知れば知るほど、有意義な旅になること間違いなしです♩