飛行機に乗るときに必ず行う手荷物の安全チェック。
ルールが複雑なので、何が持ち込みOKで何がNGなのか、荷造りをするときに迷ってしまいますよね。
特に長期の旅行に持っていきたい「洗剤類」については
と、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
空港で焦ったり困らなくてもいいように、事前にルールや制限について確認しておきたいところです。
そこでこの記事では、初心者でも安心して飛行機に乗れるように
★ 手荷物検査でNGにならない洗剤類の持ち込み方
★ 持ち込みや預け入れできる上限量(大きさ)
★ 洗剤類を持ち込み・預け入れする時のルールと注意点
などについてまとめています。空港に行く前に、一度確認しておいてくださいね。
それでは、さっそくチェックしていきましょう♩
※この記事では「日本国内線」のルールについてのお話をしていきますね。
「国際線」のルールについて知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
【国内線】飛行機に洗剤/漂白剤を持ち込む時のルールとポイント
飛行機に洗剤類を持ち込むときのルールは、「国内線」と「国際線」でそれぞれ異なります。
「国内線のルール」をざっくりまとめると、下記の表の通り。(細かい内容は後ほど解説していきますね。)
※飛行機では、洗剤類は危険物として扱われるため、持ち込み・預け入れできる上限量が決められています。
※航空会社によって独自のルールや制限がある場合があります。
・預け荷物・・・チェックインカウンターで預ける大きな荷物(スーツケースなど)
※また「石鹸やソープの持ち込み」については、別途こちらの記事にまとめているので、あわせて参考にしてくださいね。
▶︎▶︎【国内線】石鹸/ソープの持ち込み・預け入れルールまとめ
洗剤類は機内持ち込み・預け入れともOK、ただし上限量がある
洗剤類は基本的に、機内(客室)へ持ち込みOK、また預け荷物(スーツケース)に入れてもOKです。
(洗濯用洗剤・衣料用洗剤・柔軟剤のほか、台所用洗剤などもOKです。また、液体洗剤や粉末洗剤はもちろん、ジェルボールタイプの洗剤やチューブタイプの洗剤もOKです。)
ただし、持ち込みや預け入れできる量には上限があるので気をつけてくださいね。(量の制限については、このあと詳しく解説していきます!)
漂白剤は機内持ち込み・預け入れともNGになります。洗剤を旅行に持っていく場合は、漂白剤が入っていないものを選ぶようにしましょう。
漂白剤は機内持ち込み・預け入れともNG
漂白剤はたとえ少量でも、機内持ち込み・預け入れができません。
(また漂白剤入りの洗剤も、機内持ち込み・預け入れがNGになる可能性があります。)
飛行機での旅行に持って行くことはできないので、どうしても必要な場合は、現地で購入するようにしましょう。
また、商品に『塩素系』や『混ぜるな危険』と表示があるものも、一切持ち込みや預け入れができません。
このような表示がある洗剤は、空港の検査で破棄されてしまうので気をつけてくださいね。
洗剤類の持ち込み・預け入れの上限量について
(機内持ち込み・預け入れ共通)
・500ml(500g)以下の容器や袋に入っていること
・複数個ある場合は、すべて合わせて合計2000ml(2000g)以下であること
旅行用(持ち運び用)の小分けタイプの物であれば、500ml(g)を超えることはまずないので、安心してくださいね。
家庭用の大きな洗剤の場合は、念のために容量をきちんと確認しておきましょう。
また旅行先で洗濯する際は、このような折りたたみ式のバケツがあると重宝しますよ♩ ▼▼
洗剤類の詳しい持ち込み方については、下記の「容量の制限と具体的な持ち込み方」もチェックしておいてくださいね。
国際線の場合は、液体物の機内持ち込みに制限がありますが(国際線では100ml以下の液体物のみOK)、日本国内線の場合はこのルールは適用されません。
なので、液体タイプの洗剤の場合でも、100ml以下の容器に入れたり、透明なプラスチック袋に入れたりする必要もなく、機内への持ち込みが可能です。
【番外編PR】少しでも荷物を減らしたい方へ
旅行に持っていくスキンケア用品は、試供品サイズのものに変更すると荷物を減らせるので◎です♩
私が愛用しているのは『資生堂のワンパックセット』
軽くて持ち運びも便利だし(機内にも持ち込みOK)、容器の詰め替えも必要ないのがすごく良い!
(普段からバッグに1つ入れておくと、急なお泊まりや災害時のときにも◎です)
長期の旅行なら、もうワンサイズ大きい「プリオール」や「エリクシール」のお試しセットもオススメ!
こちらも容器の詰め替え不要でそのまま機内に持ち込みOK。旅行の気分も上がります^^
洗剤類の容量制限と具体的な持ち込み方
洗剤類は
・液体タイプ
・粉末タイプ
・ジェル・チューブタイプ
のいずれも、機内持ち込み&預け入れOKですが、「上限量が決められている」ということでしたね。
ここでは、その容量の制限を守った上で、具体的にどのように持ち込み・預け入れをすれば良いのかについて、詳しく見ていきましょう!
※ただし、最終の判断は現場の保安検査官にゆだねられます。検査官の判断により「持ち込み不可」となった場合は、その指示に従うようにしてくださいね。
国内線の場合のルール
国内線の機内持ち込み・預け入れの条件(容量の制限)をもう一度掲載しますね。
・各洗剤は、500ml(500g)以下の容器や袋に入っていること
・複数個ある場合は、すべて合わせて合計2000ml(2000g)以下であること
「すべて合わせて2000ml(2000g)以下」ということなので、1個あたりが500ml(500g)以下であれば、2個以上持ち込み・預け入れすることも可能です。
ただし、すべての個数を合わせた容量が2000ml(g)を超えないようにしましょう。
※2000ml(g)とは、液体洗剤や粉末洗剤のほか、ジェルボールやチューブタイプの洗剤など、すべての種類を含んだ合計です。また、機内(客室)に持ち込む分と預け入れする分を合わせた合計になります。
さらに、洗剤以外にも化粧品や医薬品類、スプレーなどがある場合は、それらも合わせて2000ml(g)以下になるようにしましょう。
化粧品や医薬品などのルールについては、こちらの記事も参考にしてください。(「持ち込み量に上限がある液体物」の項目に、化粧品や医薬品類についてまとめています。)
またスプレー缶のルールについては、こちらの記事を確認してくださいね。
▶︎▶︎スプレー缶の持ち込み・預け入れルールまとめ(国内線)
※【注意!】国内線を利用後に国際線に乗り継ぎをする場合は、乗り継ぎ便では国際線のルールが適用されます。詳しくは国際線のルールをご確認ください。
液体洗剤を預け荷物に入れる時は液体漏れに注意!
預け荷物(スーツケース)に洗剤を入れるときは、液体漏れや容器の破損にも注意が必要です。
預け荷物は、飛行機への積み下ろしや運搬の際に衝撃を受けてしまう可能性があるからです。
一度開封した容器は、きちんとフタをして密閉していないと、中身が漏れてしまうこともあるので注意しましょう。
液体漏れや容器の破損を防ぐには?
スーツケースの中を濡らさないために、洗剤などの液体物はビニール袋などに入れて密閉しておくと、万が一中身が漏れた場合でも安心です。
またパッキング(荷造り)をするときに、タオルや洋服などをうまく利用して入れるようにすると衝撃の緩衝材になります。
もし、スーツケースの中で液体が漏れてしまった場合は、すべて自己責任になってしまうので、国内線では可能な限り、液体物は機内(客室)に持ち込むことをオススメします。
【国内線】洗剤/漂白剤の持ち込み・預け入れルールまとめ
✔︎ 洗剤類は基本的に、機内持ち込み・預け入れともOK
(→ 液体洗剤・粉末洗剤のほか、ジェルボールやチューブタイプの洗剤なども全てOK)
✔︎ ただし、漂白剤は機内持ち込み・預け入れともNG
✔︎ また、商品に『塩素系』や『混ぜるな危険』と表示があるものも、機内持ち込み・預け入れともNG
✔︎ 持ち込み・預け入れできる洗剤の量には制限がある
✔︎ 国内線の場合は
① 500ml(500g)以下の容器や袋に入っていること
② 1人あたり合計2000ml(2000g)以下であること
が持ち込み・預け入れの条件
✔︎ 洗剤を預け荷物に入れるときは、液体漏れに注意する
✔︎ 国内線から国際線に乗り継ぎをする場合、乗り継ぎ便では国際線のルールが適用される
(→ 国際線のルールを確認すること)
▶︎▶︎「じゃらん遊び・体験」で予約
▶︎▶︎「asoview!(アソビュー)」で予約
▶︎▶︎「SOTOASOBI(そとあそび )」で予約
▶︎▶︎「ACTIVITY JAPAN(アクティビティジャパン)」で予約
さいごに
飛行機に持ち込むことのできる手荷物や預け荷物については、機内の安全性や快適性を維持するために細かくルールが決められています。
たとえ使い慣れたものだとしても、飛行機という特殊な環境下では危険物になってしまうことも。
持ち込めないものはその場で放棄するか、別の手段で送ることになるなど手間がかかってしまいます。
せっかくの旅行を台無しにしないためにも、「持ち込めないもの」をあらかじめ確認することが大切です。
飛行機を利用する私たち一人ひとりが手荷物のルールをきちんと守ることで、スムーズな搭乗手続きができるように心がけたいですね。
※機内持ち込み手荷物・預け荷物の制限については、随時変更が加えられます。最新の情報はご利用の航空会社や国土交通省からの情報を確認することをおすすめします。